この国の資本市場はちょっとおかしい・・・
日本航空が再上場したことにより、
第三者割当増資で株を引き受けた
京セラなどの大企業や日航役員が
“ぬれ手であわ”の利益をあげたことが明らかになりました。
破たん前の個人株主からは、「不公平だ」と怒りの声があがっています。
日航が8月3日に関東財務局に提出した有価証券届出書によると、
同社の稲盛和夫名誉会長が創業し、
いまも個人筆頭株主の京セラなど8社は、
日航の更生計画が終了する直前の昨年3月に、
国が保有する日航株と同額の1株あたり2000円で、
第三者割当増資を引き受けました。
引き受けたのは、
京セラと、再上場の主幹事を務める大和証券グループ本社など。
両社は、各50億円を出資し、
各250万株を保有しました。
ほかに東京海上日動火災保険などの機関投資家や、
日航と関係の深い大手旅行会社の6社です。
初値は、事前の売り出し価格の3790円を20円上回って取引が始まり、一時は3900円を超える場面もありましたが、短期で利益を得ようとする売りも入って、3830円でこの日の取引を終えました。
日航の大西賢会長、
植木義晴社長ら20人の役員は、
2010年12月に1人、100株ずつ、20万円で購入しており、
18万3000円の“利益”を上げたことになります。
京セラは、
日航株を売却するわけではありませんが、
1株あたり1830円、
総額にして45億7500万円の“利益”を上げたことになります。
何だかおかしいぞぉ・・・
破たん前の株主は評価ゼロ
紙っぺらにしておいて…
一部の人だけが
2年足らずで再上場で・・・以前の株主は納得いかないのでは?
投稿者 PermaLink
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